早霧せいなさん主演で雪組の演目になったのもなつかしい作品。
高校の時に王家の紋章が友だち内で流行って、その流れでこれもどう?って友だちが貸してくれたのがきっかけでした。
伯爵令嬢について
連載自体は1979年から1984年。
掲載誌はひとみ
1巻の冒頭部分をかんたんに
19世紀末、フランスの孤児院で貧しくも明るく育ったコリンヌは近所に住む盲目の少年、リシャールと初めはケンカばかりしていたものの、惹かれあってゆきます。
リシャールの兄貴分的な実業家アランもコリンヌのことが気に入って孤児院への寄付を条件にコリンヌを引き取りたいと申し出てきたりして早くも三角関係が始まります。
目が見えないこととアランに対して、猛烈なコンプレックスのあるリシャールは目の手術をするためにパリへ。
そんなある日、コリンヌの元にパリから使いがやってきて、「あなたはロンサール家の娘です」と言いだし、何やかやでコリンヌは育ての親の元へ行くことに。
パリへ向かう船の中でスリの被害に遭うも、加害者が同年代ということでスリを許すコリンヌ。これから育ての親の元へ行くところなの、とおしゃべりしていたその時、海難事故が発生。船が沈没する。
泳げないコリンヌはスリの少女に助けを求める。
ここでスリの少女アンナはひらめくのです。
「ここでこのお嬢さんが死ねばあたいが伯爵令嬢になれるのでは?」
アンナに突き飛ばされ、あわれ渦に飲み込まれるコリンヌ。
スリの少女はひとり助かり、ロンサール家の子供として迎え入れられる。
一命を取り留めたコリンヌはアランに発見されるも、記憶が一切無い状態。
ここでアランはひらめくのです。
「自分の婚約者だって言えばオールオッケー全て丸くおさまるのでは?」
かくしてコリンヌはアランの婚約者として迎え入れられるのです。
リシャールはどうなっちゃうの?アンナと入れ替わったロンサール家はどうなっちゃうの?
1巻の冒頭からこのボリュームです。ちなみに全12巻。
こうして冷静にみてると、アランはとんでもない奴だ。
孤児院にいるコリンヌのことが気に入ってお金にものを言わせてコリンヌを手に入れようとするは、記憶喪失で不安になってるコリンヌに嘘吹き込むはでノリノリです。
あとアンナ。表紙の左の女の子がアンナなんですけどね、
何 故 な り す ま せ る と 思 っ た
ちょっと似てる要素があるとかなら何かわかるけど、似てる要素って生まれが貧しいことと歳が近いことくらいだし、明らかに遺伝情報が違うよね。。
貧しさゆえ、そういう事すら頭に無かったってことなのか。
このアンナがまた、いい感じにワルです。
使われてることばがおもしろい
王家の紋章も「うぬーーー!」(主にメンフィス様が憤怒なさってるときに使われる)とか、「馬ひけー!」とか、名言がたくさんあるんですけどね、そこは細川御大。伯爵令嬢もたくさんあります。
◆ジュテームジュテーム君を愛さずにはいられない・・・
ちょくちょく入ってくるポエムです。アランの心がダダ漏れてるの?
◆このハネッカエリが!
コリンヌがおてんばすぎて、アランのお屋敷のじいやによく言われてます。そのうち周りの人間にも伝染してる
あとは細川先生、長毛種の猫が好きなんだろうなーとか。
ドレスなど豪華な衣装の描き込みは圧巻です!
全12巻だけど、それを感じさせないくらいのスピード感の作品です。
6月末まで1巻が無料!
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