親なるもの断崖との出会い
2013年の12月頃です。
北海道の開拓の歴史や、遊郭についてインターネットで調べていた時に、この作品の書評を読みました。
この書評を読んで、作品の内容が気になった私はGoogleで検索しまくりました。
そこでわかったのは、出版社を変えて2回刊行されているということ、1度は再販されたが、今は絶版。
Amazonではプレミア価格がついていて入手困難だということ。
そこで私は、復刊ドットコムで復刊希望の投票をすることにしました。
私が投票した当時は2つの出版社どちらにも投票されていました。合わせて70票くらいだった記憶があります。
親なるもの断崖|まんが王国掲載後
その後、復刊ドットコムの中で出版社と投票が1つにまとめられて、しばらくしてまんが王国に掲載。
その後、投票はどんどん増えていきました。
まんが王国の広告にこの作品を見つけて、試し読みをしたら想像以上に重たい作品だな、と思いました。でも読んでいてどんどん惹き込まれる感じがしました。
話題になったら再販されるかもしれないと思って、まんが王国では作品を購入しませんでした。(何度か購入直前の画面までいった)
そんな折、友人と食事をしていたら電子書籍の話になって、その友人が「最近よくバナー広告で見かける漫画を、普段絶対に電子書籍を買わない友達が2人くらい買ってる」という話をしたんですね。
それってもしかして、、、とタイトルや内容を言ったら親なるもの断崖でした。これはもしかしたら復刊くるかもしれない、と思いました。
親なるもの断崖|ついに復刊
ある日復刊ドットコムからのお知らせメールを読んだら、親なるもの断崖の復刊が決定しましたとのメールが。
復刊ドットコムのデータを見ると、
親なるもの断崖 第一部・第二部:復刊リクエスト開始 2002/10/21 得票数182票
と書いてありました。
私が登録したのは2013年でしたが、それよりも前から待っている人がいたんですね。
5月に復刊の知らせが入り、とうとう先日送られてきました。 注文は復刊ドットコムへの感謝の気持ちを込めて復刊ドットコムでしました。

親なるもの断崖|読んでみて
まだ1回しか読んでいないので自分の中でまとまりきらない部分がたくさんありますがこれは本当に買って良かったです。
「貧農から口減らしのために売られてきた4人の女の子が苦労する話」とかそんな一言では言い表せません。
人権問題とか歴史のこととか、そこら辺のこともたくさん書いてあるけどそういうのは置いておいてただただ「そういう事実があった」と受け止めて読んでしました。
舞台となっているのが遊郭なので、性的な描写があるので人を選びますが、復刊を機に色々な人の目に触れるといいなと思いました。
-----